小松亮太＆SUPER NONET99/10/20 江古田BUDDY
この日の編成は東谷氏のページではSUPER NONET、BUDDYのページやぴあではTANGUISTS名義となっており、BUDDY入り口にもメンバーが表示されておらず、本当はどういう編成なのか始まるまでわかりませんでしたが、結果は以下の通り、２月のSUPER NONETからvlnが１人代わっただけでした。
ほとんど宣伝していないにも関わらず、広いBUDDYのテーブルを取り払って椅子を詰めた客席は超満員。前半は席を立ってカウンターのところで見たんですが、後半はそのあたりも人で埋まってしまいました。こんなに混んでるBUDDYに来たのは、２２６ライヴ以来です(^_^;)。会場には日テレのドラマ「ラビリンス」の出演者やスタッフからの花も届いていました。
メンバー：小松亮太、ポーチョ・パルメル(bandoneon)、近藤久美子、会田桃子(vln)、吉田有紀子(vla)、大友肇(cello)、鬼怒無月(g)、東谷健司(cb)、熊田洋(p)
１．バンドネオンの嘆き（ファン・デ・ディオス・フィリベルト）
２．デレーチョ・ビエホ（エドゥアルド・アローラス）
３．ラ・ビルータ（ビセンテ・グレコ）
４．チューサス（アグスティン・バルディ）☆
５．エネ・エネ（オスバルド・ルジェロ）
６．パイマ（ロベルト・アルバレス）☆
７．バンドネオン・ソロ
（パルメル）わが両親の家☆
（パルメル）想いのとどく日
（小松）君の瞳は閉ざされた☆
８．ラ・クンパルシータ（ヘラルド・マトス・ロドリゲス）
９．天体（エメリオ・バルカルセ）
１０．パリの秋（ホセ・リベルテーラ）
１１．シルエット（平吉穀州）
（休憩）
１２．EL TANGO VIVO（東谷、熊田）＋近藤久美子コーナー（２曲）☆
１３．来たるべきもの（アストル・ピアソラ）
１４．茶色と水色（アストル・ピアソラ）
１５．秋のテーマ（エンリケ・マリオ・フランチーニ）
１６．私の隠れ家（ファン・カルロス・コビアン）
１７．タンゴロジー（オラシオ・マルビチーノ）
１８．現実との３分間（アストル・ピアソラ）
１９．酔いどれたち（ファン・カルロス・コビアン）☆
２０．スム（アストル・ピアソラ）
（アンコール）来たるべきもの☆は今回新たに加わった曲。
前半は鬼怒抜きで古典曲を演奏する２月同様の構成。６で小松のバンドネオンが故障し、演奏中に舞台袖に引っ込むハプニング。演奏が終わったところで小松が登場し、「いやぁ、素晴らしい演奏でしたね（笑）」パルメルのソロ演奏の間に「接着剤で応急処置をして」その後は滞りなく演奏を続けられました。小松がソロで演奏した「君の瞳は閉ざされた」は、実に渋い曲。
近藤は茶髪＆ナチュラルメイクにちょっとイメチェン。相変わらず艶のある音で、大人数の編成の中でもひときわ目立っていました。笑顔を見せる場面も多く、実に楽しそうだったのが印象的。
１２は１０月２８日に浅草・本覚寺でこの３人で行われるライヴの予告編的な演奏。この３人の演奏は小編成ながら実にバランスの良いものでした。１３以降は鬼怒が登場。アコースティックとエレクトリック（セミアコ）を持ち替えての演奏。前回同様ほとんどノーエフェクトでしたが、１８では珍しくオートワウを使ったソロも披露。
物販コーナーではＣＤのほかに、９９年のイヤーブックを千円で売っていました。オールカラーのきれいなレイアウトで、今年の各ツアーのセットリストやオラシオ・マルビチーノ、カーチョ・ジャニーニのインタビューなども載っています。