FARMERS MARKET
2004/5/23 渋谷EGG-MAN
ついにラストの3公演目。客入りは出足こそ遅かったものの、最終的には十分な入りとなりました。
３回目のオープニングアクトは日比谷カタン。結局３日とも出ずっぱりだったこの人ですが、最後は超絶テクのギタープレイと独自の歌世界をたっぷり聴かせます。
この日はセットチェンジがかなり早く、すぐにFARMERS MARKETの登場。
１．５拍子の００７のテーマ風の曲
２．KYRILLISK BODDEL
３．前回後半のメドレーの冒頭部分
４．スカっぽいリズムの曲
５．SLOANIZE
６．KIND OF BLUES
７．２本吹き〜メドレーの後半
８．JOG TROT→ポップコーン（９拍子）
９．saxのソロ→アレア風の曲
１０．SOME FAG RAG〜ジャズ風セッション
（アンコール）
１１．Nilsの歌〜ジャズ風セッション
１２．TALES OF THE UNEXPECTED
１３．GANKINO HORO
なんとここへ来て半分以上が初出の曲。アルバム収録の２や６などもこれまで演奏していなかった曲です。２回目で「もうネタ無いんじゃないの？」などと失礼なことを考えてしまってすいません。他の１、４などもちゃんと確認してはいませんがおそらくアルバムには収録されていない曲（というか、速すぎてちゃんとテーマのフレーズが確認出来ない）。１は００７のテーマを思わせる主題の曲。Steinは前半カヴァル、後半はアコーディオンを使用。５はカヴァルの演奏を中心にしたファースト収録曲。もちろん女声voパートは無し。６は前半Nilsの歌からSteinに引き継がれると、「ラストクリスマス」まで飛び出します。８の後半はポップコーンを９拍子化したもの。その無理やり加減はかなり笑えます。どうもSteinのアドリブで始まったぽいですが、ちゃんとついてくる他のメンバーにはもはや唖然。ラストの曲は普通に始まりますが、いつもの"My Ideal"のあとなぜかジャズセッション状態に。dsの見事なブラシプレイやSteinのギターなど、ほとんどこっちが本職と言ってもだれも疑わないであろう堂々とした演奏。いや、この人たち本当に奥が深いです。そのまま曲には戻らずにジャズセッションのまま終了。その後は例によってTrifonovがアンコールをさりげなく要求。１１の後半ではSteinのサイレント・ギターが炸裂。しまいにはプラグを引き抜いて弾き出します。１２の後の「もう終わり」ポーズのあと、客電が付いてからもアンコール要求が続き、ここで正真正銘の（？）アンコール。最後は前半口三味線ヴァージョンのこの曲で終了。この日が３回で最も長く１時間５０分ほどの演奏でした。
１日目見た時点では果して3公演持つかと心配しましたが、最終的には３公演全部見ておいて良かったと思わせる多彩な演奏ぶりで楽しめました。
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