カルメン・マキ＋サラマンドラ2004/6/25 浅草アサヒスクエアA
p3 cafe企画ライヴの一環として行われた、カルメン・マキ＋サラマンドラのライヴです。昨年７月のレコ発ライヴを見逃したので、約１年ぶり。
１．半分の心 （レスポ）
２．かもめ （スチ弦）
３．変わらないもの（レスポ）
４．北へ NORD （スチ弦）
５．世界の果ての旅（ストラト）
６．人魚 （スチ弦）
７．月曜日の憂鬱 （ガット弦）
８．Lilly Was Gone With Window Pane（ストラト）
９．空と陸が交わったところ （１２弦）
（アンコール）
１０．Over The Rainbow （レスポ）
鬼怒はレスポール、ストラト、ガット弦＆スチール弦、さらに１２弦のアコギ３種を使用。後方のスタンドにずらりとギターが並ぶ場面は圧巻。鬼怒の使用ギターは上記の通り。松永はアコベとエレベを持ち替えて使用。勝井はほぼ全編ZETAを使っていましたが、「空と陸」の途中からYAMAHAのへ持ち替え。その前の曲で弦を切って、張り替えて使っていたがコンディションが悪かったのでしょうか。エフェクターにBOSSのツインペダル型ディレイが追加になっているのが目を引きます。あと、勝井のアンプの上で首振り式の扇風機がずっと回っていたのが気になりました。あの辺暑かったんでしょうか。
新曲というか、新たにレパートリーに加わった曲が３曲。１は７月発売のアコースティック作（開演前BGMで流れていた）にも収録されている曲。鬼怒のミュートの効いた刻みリフを中心にしたグルーヴィな演奏。マキはMCで「CD収録ヴァージョンとは全く別の曲みたい」と言ってましたが、私はむしろバックがどんなでもマキの歌パートだけは絶対変わらないという点が強く印象に残りました。４は一番新しい曲。劇的な構成とハードボイルドタッチの歌詞が実にかっこいい曲。「月曜日」もアコースティックアルバム収録曲。この曲はアルバムでもサラマンドラが演奏しているそうで、ジャジーなアレンジです。
５では鬼怒のヴォリュームペダル等を使ったヒレッジ奏法が炸裂！ 本編ラストの９は最後のインストパートをマキが延々煽り続け、なかなか終わらないため鬼怒と芳垣が顔を見合わせて苦笑という場面も。１０もインストパートを大幅に拡張したロングヴァージョン。ここでは勝井のフィードバックノイズが強烈でした。
この会場は音響が非常に良いため、過去やったクロコダイルやスタパに比べると、パワーにはやや欠けるものの綺麗な音に聞こえます。特に芳垣のドラムスにはかなりリバーブがかけられていて、普段デッドな音響に慣れてしまっているのでかなり面白く感じました。
次回このメンバーが揃うのは１２月になるそうです。それまではアコースティクの小編成でのツアー活動を行っていくとのことです。