第１室：床に並べられた多数のスネアドラムやターンテーブルがランダムなタイミングで音を鳴らす。グランドピアノの内部弦をE-BOWやゴムベルトが擦ってドローン音を鳴らす。頭上を張りめぐらされた長い弦をE-BOWが鳴らす
第２室：大量のターンテーブルが設置され、それぞれのタイミングや音色でカタカタと音を立てていく
第３室：アップライトピアノを解体して床に寝かせ、そこから頭上高く張った弦をさまざまな形で鳴らす
第４室：頭上に束になった大量のコンパクトCDプレイヤーが吊るされ、そこからこれまた大量のイヤフォンを通じて微小な音が流れる。
第５室：頭上に多数のラジオが吊るされ、チューニングノイズが流れる。ステージ奥の巨大スピーカーから30Hzの低音が流れる。自動演奏ピアノが時々音を立てる
第６室：廊下に数台のオープンリールデッキが置かれ、その間を長〜いテープが張られて回り続ける。次の部屋に近づくと、粉々になった基盤らしき残骸の山が現れる
第７室：多数のラジカセから曲の断片が流れる。ギターなどジャンク化した楽器が自動的に鳴らされる（あの「まな板ギター」も展示！）。壁にはおびただしい数のアナログ盤、カセットテープ、ケーブルなどが張りめぐらされている
以上ざっと書きましたが、これ以外にも多数の書き切れないほどの仕掛けが満載されています。そして行くたびに違ったタイミング・組み合わせで音が鳴るため、その度に違った印象を受けるという仕組みです。