1998年度ライヴベスト１０
1. FESTIVAL BEYOND INNOCENCE (11/21〜22 神戸ジーベックホール）
2. MAGMA (7/1 渋谷ON AIR EAST)
3. RUINS＋小口,続・是巨人,他（6/7 渋谷LA-MAMA）
4. さが＋坂本＋八木（11/8 大泉学園 in F）
5. SUARA OMBAK（11/17 新宿PIT-INN）
6. 吉田＋灰野＋和完（8/14 高円寺SHOW BOAT）
7. 想い出波止場（3/21 渋谷ON AIR WEST）
8. 内橋和久＋芳垣安洋（4/20 大泉学園 in F）
9. BONE & GUDANG＋菊地成孔（5/8 新宿PIT-INN）
10. さが＋鬼怒＋大坪（8/5 千葉ヒッチコック）今年はベストライヴ選ぶの苦労したなぁ。なんたって買ったＣＤの３倍以上の分量だもんな。しかし、昨年ダントツだったボンフルが今年はなんとランク外！ 別に内容的に落ちるというわけではないのだが、今年のレベルが高かったという一つの証明として。
さて今年の１位は昨年別格扱いだったＦＢＩ。昨年はイヴェントとしては文句無しだったけど個々のステージはそれほど強烈ではなかったのに比べ、今年は PHANTASMAGORIA、灰野＋津山＋ベネット、千野ソロといった単独でもベスト１０級のライヴが目白押しということで、堂々の１位。また、今年目立ったのはさが、坂本にゲストを加えたインプロユニット。毎回ハズレ無しのハイクオリティを誇る上、日替わりゲストの新鮮さで何回見ても見飽きない素晴らしさ。中央線ジャズならぬ「西武新宿線インプロ」と呼ぶべきか？ また、吉田＋灰野＋αという組み合わせも毎回見逃せない好内容だった。
その他、２位のMAGMAは本物の迫力はもちろん、VANDERがコケたりvoがひょうきんだったりと、妙になごやかだったのが印象的。３位の磨崖仏フェスはトリオ編成のプログレルインズ、鬼怒＆ナスノを加えた続・是巨人と盛り沢山。５位の SUARA OMBAKは毎回加わる新曲の充実度が著しく、もう"FAIRY'S FABLE"は過去の話。７位の想い出は昨年の大編成スペースロックを捨てて新たな展開へ。８位は本体アルタードを押さえて堂々の入賞。DAXOPHONEやWAVE DRUMといった新兵器を活用した演奏は新鮮味十分。９位は菊地を加えて全く新たなユニットへ昇華。１０位は懐かしの曲やピアソラのカバー等、わざわざ遠くまで足を運んだ甲斐があった、という個人的な満足度で。
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